通常の企業のサラリーマンのように「なりたい」という希望だけでなれるわけではないのが、薬剤師の仕事です。
薬剤師は薬学部に6年間在籍した後国家試験を受けて合格し、さらにはその後指定の年数研修を積まなければなりません。
そのため、薬剤師を目指す人達は大学に入学するときからすでに志を持ち、薬学部に合格する必要があります。
薬学部は頭がよくないと入れないという話を良く耳にしますが、これはあながち間違った話ではありません。
人の健康や命をも預かる大切な分野なので、それ相当の勉強が必要ですし、その勉強についていけなければ国家試験を受けることもできません。
センター試験では5教科7科目において、平均でも85%のラインまで到達していないと合格は難しいといわれています。
一般的に薬学部の試験はどんな科目が試験に出るのか調べてみました。
国公立大の薬学部の入試は、センター試験で理科2科目を含めた5教科7科目の試験を行ないます。
理科は化学が必須科目です。
二次試験は数学と理科と英語の3教科。
その中でも理科は2科目選択なのですが、化学を選択に入れておくと有利なようです。
一方私立大学の入試では、数学と理科と英語3教科のみで判定されます。
理科は2科目選択しなければなりませんが、私立大学の場合でも化学を選択に入れておいたほうが有利です。
このような入試動向は、年度や社会情勢の変化などでも変わってきます。
自分が受けるときはどの科目を選択すればいいのかなどは、高校にいる間に良く検討したほうがいいでしょう。